第22回 日本映画プロフェッショナル大賞

日本映画プロフェッショナル大賞 2013年06月15日(土)テアトル新宿
(注:アメブロと同じ内容です)

公式HPでは「健闘しながらも諸々の理由から過小評価された作品・スタッフ・出演者らにスポットを当てようと意図された、映画ファンのための特別イベントです――現役プロデューサー、脚本家、評論家、配給・宣伝・興行関係者たちがベスト10を選出!今回は、国内主要映画賞で既に受賞している作品以外の全作品が対象となっています。」と説明のあるこの映画祭で、今回前田敦子ちゃんが『苦役列車』で主演女優賞を受賞することに。そして急に敦子ちゃんも授賞式に参加ということになりました。このイベントでは映画3本をオールナイトで上映して、それらの映画をすべて見逃していたため、敦子ちゃんが授賞式に出なくても観に行くつもりでチケット購入済だったという…ラッキーでした。

21時30分ちょっと過ぎから開場。実は登壇者の方がロビー横から出入りしていて、早めに入っていた私はぼうっとしていたのですが、綺麗な女性が通るなぁ(→杉野さん、大谷直子さんの娘さん、司会の伊藤さん)とか、サイタマノラッパーの皆さんが本当に二時間前に入っていたり、井浦さんがロビーで委員長の大高さんと談笑していたり(新さんファンの女性がわ〜〜〜〜っと集まって写メ大会してた)って中で…21時10分頃に見覚えのある後ろ姿、というか上げた髪型…敦子ちゃんをフライングウォッチ(涙)うう、携帯いじってた自分を呪うわ。

授賞式は新人監督賞、新進プロデューサー賞、特別賞、主演女優賞、主演男優賞、監督賞、作品賞の順番で。新人監督賞には三宅監督の代理で村上淳さん、監督賞の故若松監督の代理で井浦新さんが登壇。お祝いの花束はそれぞれゆかりのある方々が登場していました。映画プロデューサーの奥山さんとか、銀座シネパトスの時には「インター・ミッション」の樋口監督とか。面白かったのは、作品賞の時にラッパーの方々が登壇して「(映画館の近所の)カラオケボックスで練習した」(談)という今回の受賞作や上映作をアレンジしたラップを披露で会場も大盛り上がり!あつこちゃんも拳振り上げて「YOーーーーーー!」ってな感じでノリノリの満面笑顔でしたよ(^^)盛り上がりにまぎれて?!ラッパー役のイックさんが敦子ちゃんに花束を渡していました(笑)。

式典では、新さんが映画に対するものすごく熱い思いを語っていましたね。新旧織り交ぜて観られる映画館が近くに欲しい。私はシネコンで観ることの方がやっぱり多いのだけど、ミニシアター系でももっと掘り下げてどんどん観られる環境になればいいなぁと思います。そんな中で、もちろん興行収益が高い映画に出て欲しい気もするけど、作品に惚れ込んで、監督に惚れ込んでという映画で、敦子ちゃんの演技を観てみたいです。そんな作品でまた日本映画プロフェッショナル大賞にノミネートされる女優さんになってほしいな。

さて、敦子ちゃんはですね、
このページが一番良くコメントを記載してます。
動画も出てるし、一々コメント起こす必要もないという(苦笑)百聞は一見にしかずですね。
動画1
動画2

登壇する時には、袖からではなく、映画館の後ろの扉から入ってきたので、足元がちょっと暗くておっかなびっくりでしたが、私がロビーで観たとおり、左肩がするっと出た黒のドレスワンピースで、大きめのピアス、黒いヒール、髪の毛もアップにしててしっとりした雰囲気がありましたよ〜。ま、写真を見れば一目瞭然ですけど(TOKYO POP LINEがかなり良かった)足が細くて細くてびっくりしたし、鎖骨の、デコルテが最高ですよ、奥さん!!

コメントの中で印象的だったのは、山下監督との現場のリズム感や「いろんな事を吸収して求められるものはどんどんやって行きたい立ち位置」である自覚が伝わってくるスピーチでした。そして「こういうふうになりたい頑張りますと言ったのは『苦役列車』の打ち上げのときだったので忘れないですね」と言っていたのは、苦役列車の関係で雑誌で山下監督が「あんなことを言うとは思わなかった」と驚いていたことだったし、その芯があるから、例え演技の仕事以外で無駄に騒がれてもブレることはないなと思ったかつをでした。

それにしても顔は小さいし、スタイルいいし、本当にオペラグラスから目が離せなくて、眼福なひとときでした。退場の際にすごくフラッシュを浴びていてそんな至近距離じゃ眼がおかしくなっちゃうよ〜と思っていた時に、ちょうど記者からAKB48の札幌ドームコンサートに出演することを聞かれていたんだと、ニュースで知りました。あれ、マジ危なかったよ。

もう一つ、3本「おだやかな日常」「PlayBack」「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」の他に、「おだやかな日常」の後にMUSIC ON! TV シーズン・グリーティングIDシリーズを特別上映「秋の日のタマ子」「冬の日のタマ子」「春の日のタマ子」(※2タイプあり)(いずれも山下敦弘監督/前田敦子主演/星野源音楽)が流れるのでそちらもしっかり見て来ました。CMをスクリーンで上映する贅沢。あれスクリーンで観ると不思議…色合いがフィルムっぽくて、長編で「秋冬」を撮ったのだから「春夏秋冬そして春」、みたいに一年通した長編で観てみたくなる。ショートストーリーでした。

この授賞式も甲府からかけつけて、明日(つまり翌日)まで撮影があると話していたので夏編も長いものを期待できるんだけど、どうせなら1年間通してのタマ子とお父さんの親子関係、モラトリアムから脱出できるのか!?を見届けたいな。『春の日のタマ子』の放送まだ?バージョンは、今撮影されている『もらとりあむタマ子』の伏線になりそうな感じが出てて、太巻き頬張るのより小道具でクスッと笑えるいい食べっぷり。あ、そばに置いてある小道具にも注目。たべ敦最高です。あと髪型、タマ子が地元に馴染んでる証拠とも言えるような絶妙さがありました。妄想ですけど「え、これ…違うじゃん!?」って動揺するタマ子が想像できる…そんな髪型でした。

次の映画やドラマはどんなものになるんだろう、そしてNYで撮影したMVは?のんびり待ちながら私も映画をたくさん観ようと思った夜明け後でした(笑)