歴史の目撃者になる〜AKB48 22ndシングル選抜総選挙〜

間違いなく、歴史の目撃者になりました。
武道館で見た方は、その熱気、緊張感を肌で感じたことと思います。映画館で見た私でも、熱気や緊張感は十分伝わり、いやむしろ、映画館のスクリーンで震えるメンバーを寄りで見ていたせいで、喜怒哀楽(怒はなかったかもですが)が、手の震えが、嗚咽が怖いくらいリアルに感じました。

いろいろありますが、たかだか10代から20代前半の少女達が、アイドル界の歴史に残るといっても過言ではないくらいの名言を残しています。

まずはSKE48の高柳さん。K2(機種依存文字なのでこの表記にします)のキャプテンとのことですが、未だにオリジナル公演を持っていない彼女達の心からの叫びを、公共の電波を通して秋元Pに直訴しました。

「秋元先生、忙しいのは承知しているんですが私たちに公演をやらせてください」

もう、すごいことですよ。社長に係長が直訴しているのと同じなんですから。
でも、きっとK2のメンバーはキャプテン高柳さんについていきます!状態でしょうね。彼女はそのメンバーの思いを、全ての責任を背負って伝えたんだと思います。本当に素晴らしい。

そして、7位のたかみなこと高橋みなみ
あつみなコンビを愛している私としては、正直、正直あっちゃんに投入した票の一部をたかみなに投票したかった。(でも、どうしてもあっちゃんに一位になって欲しくて涙をのみました。)
彼女は一つランクを落としてしまいました。誰よりもソロでの歌手デビューを熱望し、才能も実力もあるのに、同じ初期メンのともちんやあっちゃんが先にデビューする様子を、きっと砂を噛むような思いで見ていたと思います。そんなたかみなが、AKBのメンバーとして夢を叶え、メンバーに一番近いところで新しいメンバーを受け入れ、卒業するメンバーを送り出すという、まさにAKB残留宣言をしただけでなく、

「自分の人生をかけて、努力は報われるという事を証明します!」

と宣言しておりました。若干20歳のこの気迫。どっかの国の政治家に聞かせてやりたいですよ。
たかみななら、たかみなだから絶対にできる。
だから、私はたかみなについていきます!

最後にやっぱりこの戦いになってしまった。

2位の優子ちゃん。順位が上がっていき、どんどん名前が呼ばれていく中で、不安とプレッシャーのあまり途中で崩れそうに泣き出してしまったあっちゃんと比べて、毅然としていた優子ちゃん。この時点で正直私「今年も優子ちゃんに負けたかな」と思いました。結果的には3位を大きく引き離しての2位となった訳ですが、彼女は、AKB商法でとかくメディアに叩かれていたことを引き合いに出し、それでもはっきりと

「皆さんが投票してくださった票数は愛の数」

と言い切りました。
すごいです。握手会などファンへの神対応で有名ですが、子役時代も含め苦労してきた分、ファンの応援がどれくらい力になるかわかっているんですよね。それを自分の言葉で、はっきりと、ある意味メディアを敵に回したような物言いをしても言いたかった思いは、推しならずともAKBファンには伝わったと思います。悔しさもにじませながらも、しゃかりきに踊って歌うと宣言した優子ちゃん。
やっぱり優子ちゃんはすごいです。どうかAKBを続けて欲しいと思います。AKBを支えて欲しいです。(しかし、去年のトロフィーを何故もらっていないんだろう?。そして徳光さん、推しの心を逆なでするような冒頭のコメント、マジで余計でしたね。)

たぶん、明日の新聞にはセンセーショナルに書かれるでしょう。一週間後くらいには悪評も出るでしょう。
あっちゃん、1位
嬉しいです。正直嬉しいです。推しですもん、嬉しいです。
確かに、ここのところのメディアの露出はびっくりするくらいのものがあり、駆け込みでファンになった方は、名前を知っているメンバーに投票するだろうとは思っていましたが、優子ちゃんファンの熱さは前回の総選挙でよくわかっていたので、たかが私が何枚か買い足しても、まだ足りないんじゃないかという恐怖がずっとありました。
おそらく、アンチの方々は「秋Pのお気に入りだし、デキレースだろ」とか「メディア露出で追い込みかけたんだから当然」とかいろいろ言われるんだと思います。

そういうことは百も承知で書けば、2位になったらなったで
「あれほどメディアに露出しているのに、2位か」
「ドラマ主演も1位というお土産がついての企画なのにまた2位か」
「やっぱり映画がこけたのは2位程度の実力だからだ」(映画がこけたのかよくわかりませんが)
とか言われるだろうし、1位になったらなったで
「あれだけメディアに露出しているんだから当然」
「事務所が鉄砲玉ぶち込んだんだろう?」
「無愛想で握手会でも気まぐれなのに、あんなのがなんで1位なんだ」
とか言われると思います。

誤解されやすいと言われる彼女。でも、私はどうしてもたかみなや麻里子様と仲がいいのは嘘だとは思えないし、あの二人と親友な彼女がどうしてもそんなに悪い人とは思えないんですよね。
下がっても上がっても文句が付く、周りに味方がいるのかわからない状況で、順位を呼ばれる状況ってどんだけの孤独とプレッシャーなんだろうと思いました。実際、8位のともちんの名前が呼ばれて壇上に登った姿をみて涙を流してから、あとはもう下を向いて、途中であまりの緊張に身体を揺らしながら泣き出してしまいました。「大丈夫か?」と映画館でも声が上がっていたくらいです。
優子ちゃんが先に呼ばれた瞬間、びっくりするくらい号泣。そのまま壇上に上がったけど、ゆいはん同様に過呼吸気味になってしまいました。そして、

「もちろん私の事が嫌いな方がいると思います。でも一つだけお願いがあります。私の事が嫌いになっても、AKBのことは嫌いにならないでください。皆さんに少しでも認めていただけるように私なりに頑張っていきたいと思います。」

このコメント。どんだけアンチがいるんだとあまりに痛々しくて、抱きしめたくなってしまったですよ(苦笑)

たぶん、2年前の初めての総選挙の時とは全然重みが違うはず。この1年、自覚を持ってやるはずです。そして優子ちゃんに対するコメントも本心だと思います。(優子ちゃんの「あっちゃんはAKBの顔です」と言ったこのコメントもめっちゃ大人だと思った。)
そして私があっちゃんに求めるのは、AKBの顔だけでなく、たかみなを支えて欲しいということ。ソロ活動が忙しくても、選んでくれた約14万票の思いはAKBでの活動であることは間違いない訳です。卒業ではなく、たかみなを支えてAKBを支えて欲しい。でないと、つまらないんです。

熱く語ってしまった。
いろいろコメントがあると思いますが、率直な気持ち。AKBってこんなにテンション上げるなんてすごいアイドルですよ。