エル・アルコンー鷹−/レビュー・オルキスー蘭の星-

2008年01月19日東京宝塚劇場で観劇

とうこちゃんとあすかちゃんの大劇場作品なので、どっちも1作もはずせないはずなのに、芝居は齋藤君の芝居デビューに力添えをし、ショーは草野先生に巻き沿いになった感があるのは私だけだろうか。

芝居は原作があり、それは結構マニアックなファンが多いものらしいが、漫画を全部読んでいる訳もなく、ウキウキしたのは大人数を使ったプロローグだけだった。ひたすらとうこちゃんを格好良く(それはある意味正しいが)、女をなぶるシーン満載で、これ、演じているジェンヌはどういう気持ちなんだろうか。

むしろ相手役はあすかちゃんではなく、お小姓のような絢華くんではないの?作品的にはリピートは無理。

レビューは、もう草野先生はダメだなって気持ちにさせる見所満載だった。まず出てくるおじーさんおばーさんのシーン。今回はじーさんばーさんコンビが5組も出てきて1場面見せるなんてどういうつもりなんだろう?です。だって、若い気持ちになりたくて劇場に来ている人たちなんじゃないの?練れたところの味わいならば、外の芝居を見ればいいわけで。ヘミングウエイ・レビューの時は、ここ何年かの珠玉のレビューだと感激し、ムラから帰ったその足で1000Days劇場に飛んでいったのに・・・この先生はどうしてしまったんだろう。
はっきりいえば星組の弊害の一つは、上級生である。他の組だったら、そんな上級生が真ん中で踊っているのを許さないはず。よろよろと回るくらいならば、もう少し若くて活きの良い下級生をセンター近くで踊らせてくれ。
もう少し活性化して、活きの良いショーを見せて欲しい。